ジョン・レノン 凶弾に倒れ40年 都内展覧会に献花台、ファン集う

[ 2020年12月9日 05:30 ]

ジョン・レノンの40回目の命日となった8日、開催中の「ダブル・ファンタジー展」会場に設置された献花台
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 元ビートルズのジョン・レノン(享年40)が米ニューヨークで凶弾に倒れて、8日で40年を迎えた。この日、東京都港区で開催中の展覧会「ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ」会場には献花台が設置され、朝から大勢のファンが花を手向けた。

 展覧会は、妻のオノ・ヨーコさん(87)との軌跡を作品や言葉でたどるもの。2人は芸術を通じて、戦争反対と世界平和を訴え続けた。ベトナム戦争まっただ中の1969年に行った代表的なパフォーマンス「ベッド・イン」の写真など、短い人生でジョンが訴えたメッセージが、再び心に届けられる。

 75年から主夫に専念していたジョンは、夫婦共作のアルバム「ダブル・ファンタジー」で復帰後、間もなく命を絶たれた。ビートルズの盟友、ポール・マッカートニー(78)は米紙ニューヨーク・タイムズに「(遺体が運び込まれた葬儀屋の)前を通る時、必ず“ジョン、元気?”って言う」とやりきれない思いを語っている。

 会場を訪れた40代女性は「コロナ禍の中、今こそジョンの歌声が必要」と話した。

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2020年12月9日のニュース