テレ朝 10月改編で大きく変わる日曜日の朝に自信

[ 2017年9月7日 14:53 ]

テレビ朝日
Photo By スポニチ

 テレビ朝日は7日、東京・六本木の同局で「2017年10月改編」説明会を行い、この秋の番組改編の概要を発表した。改編率は全日12・5%、ゴールデンタイム(午後7〜10時)22・7%、プライムタイム(午後7〜11時)24・1%となった。

 日曜朝帯の大胆な編成構造の改革と、人気ドラマの新シリーズや新ドラマ枠の新設、プライム帯・ネオバラエティー枠・全日帯へのバラエティー新番組を編成する。日曜日のタイムテーブルを大きく改編する。まず、朝に少年隊の東山紀之(50)をMCを務める大型ニュース情報番組「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50〜同8・30)がスタートする。平日の「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」、土曜日の「日曜ニュースリーダー」と並び、一週間を通じて朝に“生きた情報”を届ける。西総合編成局長は「報道系のベルト番組は好調に推移している。その流れを汲んで日曜朝に大型のニュース報道番組をスタートする。これで朝帯のベルト番組が完成する」と自信を見せた。この編成により、「仮面ライダービルド」(日曜前9・00)、戦隊シリーズ「宇宙戦隊キュウレンジャー」(日曜前9・30)の放送枠が変更となる。

 GP帯には新バラエティーが2本誕生。タレントのビートたけし(70)が司会を務めるテレビ朝日のスポーツバラエティー番組「ビートたけしのスポーツ大将」(日曜後7・58)が27年ぶりにレギュラー放送される。同枠は高視聴率の日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」が真裏にあたるが、伝説の番組で打倒を目指す。また、関ジャニ∞の村上信五(35)と女優の黒木瞳(56)がMCを務めるリアル・オーディション番組「今夜、誕生!音楽チャンプ」(日曜後9・58)がスタートする。さらに、午後にも今田耕司(51)と指原莉乃(24)がMCを務める新バラエティー「テンションが上がる会?〜地球のことで熱くなれ」(日曜後1・45)、人気のドキュメンタリーバラエティーのレギュラー化となる「ロボット旅日本一周〜タカラモノクダサイ〜」(日曜後2・40)が新たにスタートする。

 また、新ドラマは大人気シリーズの続編が3本登場。まずは、女優の米倉涼子(41)が主演する「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(木曜後9・00)の第5シリーズがスタート。2012年にスタートし、シリーズを追うごとに高視聴率を記録する人気医療ドラマの最新作で、孤高の天才外科医・大門未知子が金と欲にまみれた病院組織にメスを入れる。10月中旬以降に世界配信も予定されている。2本目は、俳優の水谷豊(65)が主演する大人気刑事ドラマの最新シリーズ「相棒season16」。水谷の“相棒”は15年の「season14」からの反町隆史(43)が継続して務める。また、沢口靖子(52)主演の人気シリーズの第17弾「科捜研の女」(木曜後8・00)も放送される。土曜夜には新ドラマ枠「土曜ナイトドラマ」(土曜後11・05)を新設する。その第一弾は俳優の三浦春馬(27)主演の「オトナ高校」で、少子化に歯止めをかけるため異性体験のない30歳以上の男女を集める政府の公的機関を舞台とする物語。9月で終了する元SMAPの香取慎吾(40)が司会を務める「SmaSTATION!!」の後枠となる。また、4月にスタートした昼帯の帯ドラマ劇場には、清野菜名(22)主演の「トットちゃん!」(月〜金曜後0・30)。Kis―My―Ft2の玉森裕太(27)主演の金曜ドラマ「重要参考人探偵」(金曜後11・15)で、合計6本の新ドラマがスタートする。

 新バラエティーは「ビートたけしのスポーツ大将」「今夜、誕生!音楽チャンプ」をはじめ、GP帯に4本。毎週日曜午後8時には、月曜7時には深夜の人気バラエティー「なら≒デキ」の人気企画から誕生した「天才キッズ大集合〜君ならデキる!!〜」がスタートする。MCはココリコとKAT―TUNの中丸雄一(33)が務める。「ナスD」で話題の冒険ドキュメントバラエティー番組「陸海空こんな時間に地球征服するなんて」が火曜午後11時15分から土曜午後9時58分に昇格する。さらに、ネオバラエティー・深夜枠(午後11時〜)にも新番組が登場する。オードリーの若林正恭(38)が司会を務める新バラエティー番組「激レアさんを連れてきた。」(月曜後11・15)、バナナマンがMCを務める「ソノサキ〜知りたい見たいを大追跡!〜」(火曜後11・15)、「バクモン学園!!住んでみた。」(月曜深夜0・15)、サンドウィッチマンとKis―My―Ft2がレギュラー出演する「10万円でできるかな」(火曜深夜0・15)、千鳥、サンドウィッチマン、三四郎の出演するトークバラエティー「イッテンモン」(水曜深夜0・15)がスタートする。充実のラインアップとなったバラエティーについて、西総合編成局長は「既存のバラエティーを内容強化するとともに、本気度が伝わる、ある意味、命がけというか、挑戦的な、スケール感の大きいテレビでしかできないようなものを開発できたのではないか」と力を込めた。

続きを表示

2017年9月7日のニュース