成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(7月月間賞&最終週週間賞)

[ 2023年8月1日 05:14 ]

タイガース川柳
Photo By スポニチ

 <月間賞>
三番に ハマる若トラ 食べ盛り
(大阪府泉佐野市 浜田 竜哉)

 <週間賞>
三番に ハマる若トラ 食べ盛り
(大阪府泉佐野市 浜田 竜哉)

 <佳 作>
皆して 天に捧げた 2対4
(大阪府摂津市 前川 照男)

岩崎は 涼しい顔して 三人斬り
(大阪府東大阪市 谷垣 輝子)

大山が 教えてもろて ホームラン 
(大阪府大阪市 中戸 廣之)

首位の座を 固めて戻れ 甲子園
(愛知県豊橋市 高橋 洋充)


 【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 後半戦に入った23日、ヤクルトと星を分け、続く巨人とのカードは2勝1敗ながら31日ぶりに首位陥落。28日から10連勝の旗をおし立てて聖地に乗り込んできた赤い軍団と対峙(たいじ)した。

 28日のカード初戦、村上投手が7回5安打2失点で7勝目を挙げ再奪首。

 この日、新ドラ1クリーンアップの3番森下が人生初の4安打、自己最多タイ3打点の大暴れで浜田竜哉さんの見付けを生んだ。

 29日4時間56分の激闘で首位を死守した試合は沈黙したが、翌30日、6回1死一塁から3号2ランを放ち阪神は首位を守った。

 「食べ盛り」がいいね浜田さん。どんどん他チームを食べ尽くして。

 25日は夭折(ようせつ)した横田慎太郎さんの追悼試合だった。

 この巨人戦は横田さんの背番号24と同じ数字の4対2で勝ったと前川照男さんは見付けて入選。

 30日、伊藤将投手のリベンジを支えた中継ぎ陣とともにストッパー岩崎投手の主軸3人斬りした涼しい顔は谷垣輝子さん、お見事です。

 25日の大山選手の11号は岡田監督が「ホームランの打ち方を教えた」からだが、新人中戸廣之さん、穿(うが)ちが効いているな。

 さあ、チームは広島と1ゲーム差の首位を抱えて夏のロードに出る。

 高橋洋充さんの句と同じ思いで私も健闘を祈って送り出そう。

 いい「ウル虎の夏」をありがとう。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は6日必着。掲載は8日。

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