成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(7月第2週 週間賞)

[ 2023年7月19日 05:30 ]

 <週間賞>
「しらんけど」 初心に還る 大アーチ
(愛知県名古屋市 幅 茂)

 <佳作>
8番が 4番みたいな 大車輪
(大阪府高槻市 梅津 昭)

1番が 似合い始めて 3打点
(三重県亀山市 虎ラッキーちゃん)

守護神が 締めて聖地で 首位ターン
(神奈川県横浜市 大坪 覚)

一学期 良くできました 花丸や
(京都府京都市 池上 博)

 【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 前半戦が終わった。

 46勝35敗3分け、貯金11。

 その最終戦17日に佐藤輝選手が今季10号3ラン弾を31日ぶりに放った。

 3連休の「夏のこどもまつり」で選手名はひらがな(外国人選手はカタカナ)だった。

 佐藤選手は「さとうて」と子供たちの願い通りのボード名で、子供の頃の口癖「しらんけど」もスクリーンに流れた。

 幅茂さんは、その言葉を見事に見付け「初心」で味付けして週間賞を得た。

 11日、倉敷での首位攻防戦は、青柳投手が60日ぶりに復活の3勝目を挙げたが、そこには梅津昭さんが詠むように8番木浪選手のプロ入り初となる5打点の大活躍があった。「4番みたいな」がいいな。

 12日、骨折離脱している近本選手の代わりに1番に座って4試合目だったドラ1ルーキー森下選手が8回無死一塁から2号2ランを、続く9回にもサヨナラ犠飛で計3打点の大活躍。

 虎ラッキーちゃんさんの「1番が似合い始めて」がうまいなあ。

 「やっぱり守護神は岩崎投手でないと」を実感した17日の最終戦を大坪覚さんは気持ちよく詠んだね。

 池上博さん、「一学期」はいいね。

 さあ、オールスターゲームだ。

 ゆっくり休んで、と言いたいが、阪神の9選手の活躍を楽しみにしよう。

 勝負の後半戦も頑張って応援川柳をお願いします。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は7月30日必着。掲載は8月1日。

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