成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021(6月 第3週 週間賞)

[ 2021年6月29日 08:00 ]

 <週間賞>

父の日に 大谷張りに 孝行弾
   (富山県富山市 石黒 義朗)

 <佳作>

晋太郎 支える聖地 大拍手
   (大阪府大阪市 後藤 憲之)

負けたけど 癒してくれる 輝アーチ
(和歌山県かつらぎ町 窪田 泰壽)

二塁打 続けて打てば こりゃ凶器
   (高知県高知市 弘井 美稲)

Gきても 貯金の壁で ふんばるぞ
  (大阪府東大阪市 水口 佳久)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 ペナントレース再開の18日は医療従事者に感謝してグラウンドはブルーがいっぱいだった。帽子のマークとひさし、リストバンドまでもブルーの阪神タイガース選手が躍動してブルーのベースを駆け抜け、ライバル巨人の顔までブルーにして40勝一番乗りした。

 西勇投手は8戦ぶりに今季4勝を挙げ通算100勝に王手をかけ、サンズ選手は13号満塁弾、梅野選手は侍ジャパンに追加招集されるなど盆と正月がいっぺんにきた。

 19、20日の巨人戦でサトテルが17号、18号を打った。18号は父の日のプレゼントで初の左越えして球団新人歴代2位、1980年の岡田彰布選手に並ぶ快挙。エンゼルス・大谷選手も2日間で20、21号、22号と量産。2人がシンクロすることが多いように見える。
 石黒義朗さんは孝行弾と詠んで週間賞。

 19日の巨人戦の藤浪投手は8回に登板、2四球などでアップアップしたが聖地のファンの拍手は大きく温かかったね後藤憲之さん。

 23日の中日戦は負けたけどサトテルは一時同点となる19号ソロを名古屋でぶっ放した。負けてもファンを納得させる心の医師だね窪田泰壽さん。

 27日のDeNA戦で5回、近本、糸原、マルテ選手が連続二塁打を打ち2点をもぎ取った。切れ味鋭い凶器だな弘井美稲さん。

 巨人がひたひたと追ってくる。貯金17、ふんばりどころだね水口佳久さん。

 がんばって応援しよう。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合は、yakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は7月4日必着。掲載は7月6日。

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