成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2022(5月度月間賞 6月第1週 週間賞)

[ 2022年6月7日 08:00 ]

タイガース川柳2022 5月月間賞
Photo By スポニチ

 <月間賞>
大山の 笑顔で開く 交流戦
(高知県高知市 弘井 美稲)

 <週間賞>

大山 大山 大山 大山や
(香川県高松市 島田 章平)

 <佳作>

一番が 俺の居場所と 三安打
(富山県富山市 石黒 義朗)

熱すぎて 打高投低 衣替え
(兵庫県西宮市 横山 閲治郎)

3発の 影に代走 3連走
(兵庫県加古川市 松浦 伸)

下手投げ じょうずに投げて うわて行く
(京都府京丹後市 金森 恵里)

 【講評】
選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 すごーい大山
 すごーい青柳
 すごーいSNCトリオ
 すごーい小野寺
 すごーい6月5連勝…… 先週のすごーいは書き出したらキリがない。
 快晴のもと、人数制限が解けて連日大歓声が戻ってきた。

 6月攻勢は1日の西武戦、大山選手の9号3ランから始まり、BIGBOSSが16年ぶりに乗り込んできた3日にも、大山選手が4年ぶり2度目の1試合3本塁打。4日は猛打賞。そして5日の13号3ランと大暴れした。

 その勢いに乗って大暴れ句が山と来た。
 250句の中から5句を選ぶ私もつらい。
 活躍した選手の全句を選びたいが、島田章平さんの破調句をあえて週間賞に選んだ。今回はこれしかないだろう。

 首脳陣が1日の吉書(きっしょ)から選んだ1番・島田選手が、石黒義朗さんが詠むように答えを出した。

 投高打低が衣替えして、横山閲治郎さんの見つけ通りになったが投低ではない。

 3日・日本ハム戦の8回、代走3人、代打2人で一挙逆転。7対1を逆転し、相手は違うが開幕戦の屈辱を晴らしたね松浦伸さん。

 青柳投手の句が意外に少なかったが金森恵里さんの「じょうずに投げて」はやさしいが、防御率0・98はすごい快挙だ。

 新庄ボスの日本ハムに3連勝したが、彼の存在で勝ち負けではなく球場全体が、プロ野球を楽しんでいるように思えたのは私だけかな。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は12日必着。掲載は14日。

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