中日8年ぶり単独首位!中田が先制&決勝打で全3打点 頼れる主砲が4連勝導き立浪政権最多タイ「貯金3」

[ 2024年4月10日 05:45 ]

セ・リーグ   中日3-1DeNA ( 2024年4月9日    横浜 )

<D・中>勝利を喜ぶ中田(中央)ら(撮影・西川祐介)
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 頼れる主砲だ。2試合ぶりに先発復帰した中日・中田が先制&決勝の2打席連続適時打の奮闘。今季自己最多の全3打点を記録した。16年5月10日以来8年ぶり、実に2891日ぶりに単独首位に導いた。

 「フフッ。まだ10試合か。もう30試合くらい、やっている感じや。キツいな。でも本当にいい雰囲気でチーム自体やれているので」

 脚の張りで7日の広島戦(マツダ)を欠場したが、問題なしどころか、自慢の勝負強さを示した。初回1死一、二塁の好機を見逃さない。2球で追い込まれてからの3球目。ジャクソンの低め152キロ直球を右前へ。勝負どころも嗅ぎつけた。1―1と追いつかれた直後の3回1死二、三塁。カウント2―2からの5球目だ。今度はチェンジアップにバットを合わせて右前2点打。DeNAの反撃機運を遮断し、奮闘する先発の小笠原を援護する貴重な一打だった。

 「小笠原がね、粘り強い投球をしてくれていたので。常にリードしている状況をつくれたのはよかった」

 18年から6連敗中だったDeNAとのシーズン初戦を制し、22年4月7~14日以来2年ぶり4連勝。昨季は前身の産業時代の1944年以来79年ぶりにシーズン4連勝なしだった。貯金3は22年5月11日以来で、立浪監督が就任した22年以降4度あった最多タイだ。

 立浪監督は「昨年とは違うドラゴンズとして戦うことができている。今年はやれるというチーム状況になっている」と強調した。「一試合一試合、集中して積み重ねていけたら」と中田。2年連続最下位に沈んだ立浪竜に、上昇気配が漂っている。(湯澤 涼)

 ≪8年の単独首位ブランクは2リーグ制以降のチーム最長≫中日が4連勝でDeNAとの首位攻防戦を制した。中日の単独首位は16年5月10日以来、2891日ぶり。貯金3は22年5月11日以来。4連勝も同年4月7~14日の4連勝以来2年ぶりでともに22年以降の立浪監督指揮下で最多タイ。8年の単独首位ブランクは、68年5月4日から72年4月9日にかけて記録した4年ぶりを4年も上回る、2リーグ制以降のチーム最長になった。

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