侍守護神だ!広島・栗林 3月強化試合選出へ 昨年WBC途中離脱の雪辱へ最終候補入り

[ 2024年2月6日 04:00 ]

広島・栗林
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 侍ジャパンが3月6、7日に行う欧州代表との強化試合(京セラドーム)で、広島・栗林良吏投手(27)が最終候補入りしていることが5日、分かった。通算86セーブの4年目右腕が、日本の守護神として期待される。

 栗林は井端監督がコーチを務めた21年東京五輪で、当時新人ながら抑えに抜てきされて金メダル獲得に貢献した。昨年3月のWBCでも同様の活躍を期待されたが、腰の張りを訴えて登板機会のないまま大会途中に離脱。「残念です。僕だけ投げられていない」と悔しさを口にしていた。

 3月の強化試合は、11月に開催される国際大会プレミア12を見越したメンバーが招集される。栗林にとっては代表戦復活の舞台になる。昨年のWBC決勝の9回にドジャース・大谷がエンゼルス・トラウトを三振に斬った名勝負のように、チームにとって強固な守護神の存在は不可欠だ。

 栗林は春季キャンプで2日に初ブルペン入り。昨年12月には古巣トヨタ自動車の先輩で、侍ジャパンの吉見投手コーチと野球教室に参加して「選ばれたいという気持ちはある。そのためには結果を出すしかない。チームのために腕を振った結果、最終的に代表チームに選ばれるのかなと思っている」と語っていた。
 また、広島からは森下、坂倉、小園、田村も最終候補入り。栗林も含めて計5人で、12球団最多となっている。

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