ヤクルト・古田敦也臨時コーチが長岡に“8番打者の極意”を伝授「8番だから狙い球を絞りやすい」

[ 2024年2月6日 18:27 ]

<ヤクルト浦添キャンプ>長岡(右)の打撃練習を見つめる古田臨時コーチ(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトの沖縄・浦添キャンプ第2クール初日の6日から、球団OBで元監督の古田敦也氏と真中満氏が臨時コーチとして合流した。

 4年連続で臨時コーチと務める古田氏はまず、ブルペンを視察。4年目の木沢や新加入した嘉弥真に助言を送った。その後、野手の打撃練習では長岡に「8番打者の極意」を伝授。自身は91年に8番打者といて打率・340で首位打者のタイトルを獲得した。高津臣吾監督からも「8番バッターを何とかしてください」と要望を受けたことを明かし、長岡には打席での心理面についてアドバイスした。

 「実は8番打者って特殊で。(セ・リーグだと)次の打者は投手なんで、相手の捕手がどういうことを考えているのか、その場面、場面で結構分かりやすいシチュエーションが出てくる。投手のところで代打の切り札が出てきたら、俺と勝負するな、とか。僕は捕手をやっているから、相手の気持ちを考えながら打席に立っていたら狙い球を絞りやすかった」

 8番という打順だからこそ、相手バッテリーの心理を読みながら頭を整理する。レジェンドの実体験にもとずいた助言は長岡にとっても目からうろこだったようだ。

 古田氏と真中氏が臨時コーチを務めるのは第3クールまで。高津監督は「素晴らしい経験と技術を持っているおふたり。たった2クールだけど、濃い2クールであるように。選手はいろいろ吸収して、成長してほしい」と願っていた。

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