侍ジャパン 歓喜の3大会14年ぶり世界一!! ダル&大谷で締め、7戦全勝で頂点へ

[ 2023年3月22日 11:43 ]

WBC決勝   日本3-2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

<米国・日本>4回、岡本和の大会2号ソロに雄叫びを上げる大谷(手前左)ヌートバー、村上ら侍ジャパンナイン(撮影・会津 智海)
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 侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪回した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3-2で米国を下し、09年の第2回大会以来、3大会ぶりに世界一の頂点に立った。

 頂上決戦で投打がガッチリとかみ合った。2回、先発の今永がターナーに先制弾を許したが、打線がすぐさま反撃。直後の2回、先頭の村上が右翼席に今大会1号となる特大の同点弾。なおも1死満塁からヌートバーの内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。

 「次の1点」も確実に奪った。2-1の4回無死、岡本が左中間に貴重な追加点となるソロ本塁打を放ち、試合の主導権を握った。

 投手陣は先発・今永の後を受け、3回から登板した戸郷が2回無失点と好投。3番手・高橋宏も1死一塁からトラウト、ゴールドシュミットを連続三振に仕留めるなど1回を無失点で確実にバトンをつないだ。

 最強投手陣が最強米国打線を抑え込んだ。6回は伊藤、7回は大勢が無失点でつなぎ、3-1の8回から6番手で登板したダルビッシュはシュワバーに本塁打を許したが、リードを保ったまま最終回を大谷に託した。最後は日本が誇る投打二刀流の「世界最高選手」が締めくくった。チーム全員が持てる限りの力を出し尽くしてつかんだ優勝。結束力を最大の武器に、たくましい侍が世界の頂点へと駆け上がった。

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2023年3月22日のニュース