侍・大勢 “史上最強打線”と対戦でメジャーへの「気持ちが芽生えた。呼ばれるような選手になりたい」

[ 2023年3月22日 12:44 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

<日本・米国>日本5番手の大勢(撮影・光山 貴大)
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 侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪回した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3-2で米国を下し、09年の第2回大会以来、3大会ぶりに世界一の頂点に立った。

 前日の準決勝・メキシコ戦で9回を無失点で抑え、その後のサヨナラ勝ちを呼んだ大勢が2点リードの7回に5番手としてマウンドに上がった。先頭に四球を出し、さらに左前打で無死一、二塁の大ピンチ。だが、2番トラウトを右飛に抑え、3番ゴールドシュミットを遊ゴロ併殺で無失点で切り抜けた。

 試合後のインタビューでは、先頭に四球を与えてしまったため「力が入った」というものの「目の前のバッターに切り替えて投げたのがよかった」と冷静さを取り戻した。また「USA」コールが鳴り響くアウェーの状況にも「逆に(気持ちが)上がりました」と動じなかった。

 米国のスタメン9人全員がメジャーリーガーという“史上最強打線”と対峙(たいじ)したことにより「(メジャーへの)気持ちが芽生えた。メジャーリーガー相手に投げてみて、やっぱりカッコよかった。純粋に。そうやってメジャーの方に呼ばれるような選手になりたいなと思いました」と語った。

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2023年3月22日のニュース