侍ジャパン　全員集合での最後の会見　栗山監督「選手が命がけで野球をやってくれた。感謝している」

WBC決勝   日本3―2米国 （ 2023年3月21日    米・マイアミ ）

優勝トロフィーを手に笑顔の栗山監督を中心に表彰台で記念撮影する侍ジャパンナイン（AP）
Photo By ＡＰ

　第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3―2で米国を下し、09年第2回大会以来、3大会ぶりの世界一となった。13年のドミニカ共和国以来、大会史上2度目となる全勝優勝だった。

　マイアミの夜空の下、喜びを爆発させた侍ナインは、その後、シャンパンファイトを行った。歓喜の瞬間から約3時間以上経過し、宿舎に戻った侍戦士たちは全員集合による最後の会見を行った。

　冒頭で栗山監督は「チームを作ってみんなでとにかく世界一になるんだというふうに思って全力でやってまいりました。よく選手たちが大変な中、よく頑張ってくれて、素晴らしい野球ができたと思っている」と語った。

　「試合の時も監督が一番、何もしていない立場なので。本当にコーチのみなさんやスタッフ、選手が命がけで野球をやってくれて、こういう結果になったので。ただただ。うれしく思っています」とし、「大会中ということよりも、選手のみんなが本当に長い間かけて子どものころから野球を追い求めてきた。その長い時間の末に、こういう優勝があると思っているので。本当に感謝している」と話した。

　MVPも獲得した大谷は「小さいころからずっと夢見てきましたし、この大会で優勝することを目標の一つにしてきたので。僕は宮崎（合宿）から行ってないですし、大会が短かったなと今思うと、短かったなとすごく思うが、素晴らしい先輩と、素晴らしい後輩と、本当にいいチームメートたちと野球ができたのは、自分にとって素晴らしい経験になってますし、今後の野球人生においても、素晴らしい経験になっていると思います」とした。

　大谷、ダルビッシュ、吉田正、ヌートバーのメジャー選手は22日（日本時間23日）以降に所属チームに合流するとみられる。