松坂大輔氏 “最後の松坂世代”ソフトバンク・和田は開幕投手いける 力強い球に思わず「凄い」

[ 2023年2月3日 05:20 ]

投球練習を終えた和田と話しをする本紙評論家の松坂(右)
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 【平成の怪物 松坂大輔の探球】ブルペンの横から見ていて、思わず「凄い…」と声が漏れました。同学年のソフトバンク・和田投手。今月21日の誕生日で自分と同じ42歳になります。力強いボールを投げている元気な姿に、本当にうれしくなりました。

 「おじさんエース、頑張ってね!」。そう声をかけたのですが、ベース上での球の強さ、通り抜ける球の速さは一緒に投げていた若い投手にも全然負けていませんでした。立ち投げ、中腰、捕手を座らせての投球。全てで安定した強いボールがミットに突き刺さる。フォームのバランスも非常に良く、体勢が崩れるシーンもほとんどありませんでした。リリース直前の肘が前に出てきてから、リリースするまでの腕の振りの速さにも驚かされました。

 同世代で最後の現役選手。自分が21年に引退した際に「200勝、頼むよ」と伝えました。日米通算で残り45勝。和田投手も「この時期にこれだけ投げられるのは初めての感覚」と言っていました。今日の元気なボールを見て、開幕投手もいけるのではと感じましたが、何より1年間ケガなく投げ抜いてほしいと願っています。

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2023年2月3日のニュース