阪神のB・ケラー　初ブルペンで父仕込みの宝刀チェンジアップを披露「一つの決め球」

阪神・B・ケラーの連続合成写真
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　阪神のB・ケラーが今キャンプ初のブルペン入りを果たし、35球を投げた。やや腕を下げたフォームから多投したのはチェンジアップだ。「小さい頃にお父さんから（教わった）」という父親直伝の宝刀。幼少期から現在まで、握りをマイナーチェンジしながら決め球として磨いてきた。

　「みんなスプリットを最近、投げている中で、僕はチェンジアップを投げる。一つの決め球。しっかり手で握って、ちょっと内にひねるように投げる」。父への尊敬も込められたウイニングショットで日本での成功を目指す決意が見て取れた。

　同時にブルペン入りした同姓のK・ケラーとは同じ右腕で風貌もどこか似ており、岡田監督も「（24と42で）背番号反対だけやからな」と“Wケラー”に苦笑。続けて「右（打者）は結構打ちづらいやろなという印象を受け取った」と先発の一員として期待もした。

　「ボールの動き自体は良かったけど、コントロールがバラバラ。修正していきたい」。本領発揮は、まだまだこれからだ。　（遠藤　礼）