中日・アキーノ 場外弾2発含む柵越え8本「楽しくやらせてもらったよ」

[ 2023年2月3日 07:10 ]

フリー打撃で防球ネットを越える場外弾を放つ中日・アキーノ(左は和田打撃コーチ)(撮影・椎名 航)
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 メジャー通算41本塁打を誇る実力の一端を示した。中日の新外国人アキーノが、フリー打撃で39スイング中、推定130メートルの場外弾2発を含む8本の柵越えを放った。

 「バッティングは大好きで、楽しくやらせてもらったよ。まだ自分のバットが届いていなくて、きょうはアルモンテに借りたんだ」

 借り物のバットでも驚愕(きょうがく)の一発だった。17スイング目、痛烈な打球は左翼に設置された高さ約25メートルの防球ネットを軽々と越え、隣接するソフトボール用球場の正面手前にある通路付近に着弾。31スイング目にも同様の軌道で場外アーチを描き、触れ込み通りの規格外のパワーを見せつけた。

 昨季のチーム62本塁打、同414得点は、いずれも12球団ワーストで、貧打解消への期待が懸かる。立浪監督は「力は当然ありますからね。あとは確実性が出てくれば」と上積みを求めた。アキーノは「もっと、もっと良くなるといいね」とニヤリ。新大砲がベールを脱ぐのは、これからだ。 (湯澤 涼)

 ◇アリスティデス・アキーノ 1994年4月22日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。11年にレッズと契約し、18年8月19日にメジャーデビュー。19年に8月の4試合連発と1試合3発を含む19本塁打をマーク。メジャー通算244試合で打率.211、41本塁打、108打点。1メートル95、108キロ、右投げ右打ち。

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2023年2月3日のニュース