星野伸之さん 阪神へのFA移籍時、イチローから譲り受けたバットにノムさんが使用NG なぜ?

[ 2023年2月3日 20:48 ]

星野伸之氏
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 オリックスの元エースで、野球解説者の星野伸之さん(57)が2日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)にゲスト出演。オリックスから阪神へFA移籍した際、天才打者から譲り受けたバットの使用に当時阪神監督だった野村克也氏(2020年に84歳で死去)から“待った”がかかったエピソードを明かした。

 2000年にオリックスから阪神へFA移籍。DH制を導入しているパ・リーグ球団からの移籍で、打撃に自信がなかった星野さんは「気持ちだけちょっとイチローになりたいな」との思いからオリックス時代の後輩である天才打者、イチローさん(49)に自ら「ちょうだい」と言ってバットを譲り受けたという。

 だが、移籍先の阪神で指揮を執るノムさんは「そのバットじゃバントも当たらないからダメだ」と“打ち出の小づち”をバッサリ。通常より細めとなっているイチロー仕様のバットでは送りバントもできないとして、使用NGが出たという。

 「“もっと太いの使え”って言われて」と星野さん。番組内で公開されたそのバットには未使用を表すように透明のセロファンがかぶせられたままで、グリップエンドにイチローの背番号51が刻まれたバットは今でも大切に保管しているようだった。

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