阪神・青柳　新球習得を封印「今持っているもので、ある程度いける」配球パターン増に注力

ブルペンで投げ込む阪神・青柳（撮影・大森　寛明）
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　阪神・青柳が新球封印を示唆し、今キャンプでは配球パターンを増やすことに注力していくことを宣言した。

　「球種はいろいろやりましたけど、今持っているもので、ある程度いけるので。配球のバリエーション、どうやって抑えるかとか、違う抑え方を増やしていかないと通用しないと思っている。（重視するのは）そういう部分になっているキャンプかなと」

　今オフ、一度は新球習得への意欲を口にしていた。だが、それは見送り、宜野座では捕手とのコミュニケーションを密に“抑え方”の増産を目指していく算段。早速、この日はキャンプ初のブルペン入りを果たし、正捕手の梅野に変化球も交えて35球を投じた。

　昨春は高めの直球を生かすパターンを確立してシーズンに臨み、2年連続でリーグ最多勝の13勝をマーク。エースとして迎える今季も、球種ではない新たな武器を携えて挑む。「例年の（キャンプ）初日、2日目に比べたら全然良い。体的には調子良く入っている」。進化への手応えは十分だ。（遠藤　礼）