亀山つとむ氏 阪神・森下に期待大「体が仕上がっていけば、右翼への柵越えも見られる」

[ 2023年2月3日 07:55 ]

フリー打撃を行った阪神・森下の連続合成写真
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 【亀山つとむ CHECK!】森下の打撃を見て、和田2軍監督と同じく、鈴木誠也(カブス)をイメージした。体が大きく、発達している胸の筋肉をグワンと回した豪快なスイングでフォロースルーが大きい。飛距離が出るのは予想通り。しかし引っ張り専門ではなく、軸足(右足)にしっかりと体重を乗せてから始動できているため、センターから右方向にもライナー性の当たりを連発していたし、今後、体が仕上がっていけば、右翼への柵越えも見られるだろう。

 右太腿肉離れで出遅れているためフリー打撃の後半はスタミナ切れだったが、この2軍・具志川キャンプスタートとなったことを好材料にしてほしい。しっかりとプロ野球選手としての体づくりから始められるからだ。

 新人選手はプロ野球の練習に慣れること、プロ野球の生活に慣れることが大事。1年間戦うには、ウエートトレーニングだけでは身につかないスタミナがある。それが、今の森下には必要だ。 
(スポニチ本紙評論家)

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2023年2月3日のニュース