巨人・鍵谷　鉄腕復活へ「3、4倍ケアの時間に」　元同僚・杉谷氏の活躍には「調子に乗らずに」とエール

巨人・鍵谷
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　仕切り直しのシーズンに挑む。巨人・鍵谷陽平投手（32）が22日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。昨季は脚部のコンディション不良で出遅れ、登板は移籍後最少となる21試合。復活へ「日々の動きをチェックしながら、もう一回体をつくるという感じ」とここまでの自主トレを振り返った。

　体と向き合う時間を大幅に増やしている。今季33歳を迎える右腕は「今年は3、4倍くらいケアの時間に充てている」。ウエートトレーニングの重量を上げるなど、体に負荷をかけながらも、変化は敏感に察知。「しっかり違和感なくなってから鍛え直す」という。1月には中大の先輩でもある沢村（前レッドソックス）とトレーニングを行い「歳を重ねるごとにケアの面ではより一層していかないとダメ」と助言を受けたことを明かし「僕は体が柔らかい方ではないので、一層しっかりやっていかないと」と気を引き締めた。

　同級生の再出発にも刺激を受ける。日本ハム時代の同僚である杉谷拳士氏が年末年始のテレビ番組で大活躍。リアルタイムでは見られなかったとしつつも、反響は届いていたと言い「うるさかったですね。（杉谷）拳士の良いところでもあり、悪いところでもある前がかり過ぎるところがかなり出ていた」と笑顔。続けて「出るだけで話題になって明るくしてくれるのはあいつの良さでもあるので。かなり良いスタートが切れていたと思うので、調子に乗らずに。すぐ調子に乗るので（笑い）」とエールを送った。

　「僕の強みはどんな場面でも、ある程度パフォーマンスを出すこと。監督が行ってほしいという場面でいいパフォーマンスができれば」と鍵谷。ブルペンの鍵を握る鉄腕が、巻き返しを誓った。