エンゼルス・トラウトが警戒「大谷は厄介」 WBC米主将が闘志全開「戦えたらうれしい」

[ 2023年1月22日 02:30 ]

WBCに向けて意気込みを語る米国代表の主将トラウト(WBC公式ツイッターから)

 連覇&ガチンコ宣言を盟友にぶつけた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表の主将を務めるエンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が20日(日本時間21日)、オンライン会見し、「ベストフレンドの一人」という同僚の大谷との対決を待ち望んだ。

 対戦の可能性があるのは米フロリダ州マイアミでの3月19日(同20日)の準決勝以降。MVP3度の現役最強打者は、昨季15勝&219奪三振の「投手・大谷」に「いつも(中堅から)特等席で見ているが、えげつない球を投げる。彼は厄介。みんな打席に入りたくないと言っている。戦えたらうれしい」と語った。

 2連覇を狙う米国にとって、ドミニカ共和国とともに最大のライバルとなるのが、3大会ぶり世界一奪回を目指す侍ジャパンだ。トラウトは「日本は(戦力や戦い方が)積み上げられている。面白い試合になる」。大谷とはシーズン中からWBCの話題で盛り上がっており「翔平は“自分は日本のベストプレーヤーではない”と言っていた」とけん制されたと明かした。

 トラウトにとってWBCは初出場。「前回は迷ったが出場しなかった。だが、大会を見て後悔したんだ」。昨年7月の主将就任後は選手の勧誘に奔走した。トラウトを含め右翼手ベッツ(ドジャース)、一塁手ゴールドシュミット(カージナルス)、先発左腕カーショー(ドジャース)の4人もMVP経験者がそろった。「頭の中にあるのは全ての戦いに勝つこと。優勝、それ以外は全て失敗」。13年大会のドミニカ共和国以来、2度目の全勝優勝を目指す。(笹田幸嗣通信員)

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