阪神・井上 巨人・岡本和から学んだ本塁打の極意「点で捉えない。線で捉える」 いざ4年目の覚醒へ

[ 2023年1月22日 05:15 ]

後方の新人3人(左から野口、戸井、井坪)と話す阪神・井上(撮影・成瀬 徹) 
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 師匠と同じ4年目の覚醒へ準備は整った。阪神・井上広大外野手(21)が昨冬に続いて10日から11日間にわたって巨人・岡本和と合同自主トレし、昨季まで5年連続30本塁打のスラッガーから「本塁打」の打ち方を学んだことを明かした。

 「点で捉えないと言っていた。線で捉えるということを教えてもらった」

 入団時から本塁打への強いこだわりを持つだけに、まさに金言。「ホームランバッターになりたいなら打ち方が変わる」とも説かれ、指導は打席内での「考え方」にまで及んだ。ボールの待ち方など助言は多岐にわたり、思考力も徹底的に磨いた。

 「一日一日違うアドバイスをいただいて、だんだん良い形になってきたと思います」

 目指すのは岡本和が通算1本塁打から打率・309、33本塁打、100打点へ急覚醒した同じ高卒4年目での飛躍。昨秋キャンプ以降はウエートトレを積極的に取り入れて体重管理も徹底。シーズン中と同じ100キロを維持し野球以外の面でも準備に余念はない。

 再始動した鳴尾浜ではキャッチボールやロングティーで調整。2年ぶり2度目の1軍キャンプでは若手外野陣がひしめく右翼のレギュラー争いが待ち受ける。「やってきたことを継続してできれば。それを出せるように」と足元を見つめた。(石崎 祥平)

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2023年1月22日のニュース