変わった藤浪の内面 人間として成長「悪いことも含めて“良かった”と思えるようになった」

[ 2023年1月22日 05:20 ]

大勢の報道陣の前で会見を行う藤浪(撮影・北條 貴史)
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 異例の甲子園“お別れ会”だった。阪神からポスティングシステムで大リーグのアスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手(28)が21日、兵庫県西宮市内の甲子園球場グラウンド上で惜別会見に臨んだ。春夏連覇を達成した大阪桐蔭高時代から慣れ親しんだ「一番大好きな球場」でタテジマに別れを告げ、新天地での戦いを「挑戦」と表現して先発ローテーション入りへ決意を新たにした。

 以下は、藤浪と一問一答。

<テレビ会見>
 ――ワクワクする。
 「そうですね。不安もありますし、でもワクワクが大きいです」

 ――甲子園で会見。いつかまた投げたい?
 「自分の引き際がどうなるかは分かりませんけど、いずれ投げさせていただける機会があるなら、投げたいと思います」

 ――サプライズでメッセージがあった。
 「チームメートもこうやって送り出してくれることに、感動しています」

 <ペン記者囲み>
 ――盛大な会見。
 「なんか引退するみたいですね(笑い)」

 ――予想外。
 「もっと、いろいろ言われてもおかしくなかったというか…より頑張らないといけないと感じました」

 ――阪神への恩返しは。
 「仮に活躍して日本に帰って来られればベストですし、何らかの形で向こうで学んだことを持って帰って来られれば良いと思う」

 ――改めて甲子園で会見は。
 「会見させてもらえる選手じゃないですけど、させてもらえること自体がありがたいですし…自分を育ててくれた甲子園でできたのは、すごくうれしい」

 ――10年間を通して内面の部分で一番変わったのは。
 「良いことは、もちろん良いこととして、悪いことも含めて“良かった”と思えるようになったのは一つ、人間として成長できた」

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