ロッテ、シーソーゲーム制し2連勝借金3 荻野が7回決勝三塁打「今後に生きる試合になった」

[ 2022年8月29日 21:45 ]

パ・リーグ   ロッテ3ー2ソフトバンク ( 2022年8月29日    京セラD )

<ソ・ロ18>7回2死二塁、勝ち越しの右適時三塁打を放った荻野(撮影・岸 良祐) 
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 ロッテは29日、首位・ソフトバンクに逆転勝ちし2連勝で借金を3に減らした。この日、試合のなかった4位・楽天との差を3に縮め、7連戦の最後を白星で締めた。

 初回、高部のソロ本塁打で幸先よく先制するも、先発・森の立ち上がりをソフトバンク打線に狙われた。先頭・今宮、2番・野村勇の連打であっさり同点に追いつかれると、1死三塁からデスパイネに三遊間を破られ逆転を許す。

 井口監督はプロ初勝利を目指した森を3回で諦めるも、これが功を奏す。岩下、東條が走者を出しながらも無失点で粘ると6回、山口の中前打で同点。7回は2死二塁でベテラン・荻野が打席に立つ。

 「しっかりチャンスをつくってもらえたので、何とかバットに当ててランナーを還したいなという気持ちでした」。

 3球目のスライダーに食らいつく。「(手応えは)微妙な感じだったですけど、外野が前進だったので、何とか越えてくれと願いながら走っていました」と右翼手の頭上を破って荻野は三塁到達。これが決勝点となった。

 その後は唐川、ゲレーロ、オスナと、ブルペン陣がフル回転で1点リードを死守。この7連戦を5勝2敗で切り抜け、4位・楽天とは3差。3位・オリックスとも0.5差とまだまだ挽回の余地を残している。殊勲の36歳は「みんなしんどい中、ピッチャーも粘ってくれましたし、粘り強い試合をできたと思うので、今後に生きる試合になったと思います」。反攻への手応えを口にした。

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