札幌ドームで初めて高校野球公式戦開催へ 来年の秋季全道大会「天候、日没の心配なくメリット」

[ 2022年8月29日 15:17 ]

札幌ドームで握手する北海道高野連の坂本会長(右)と札幌ドームの山川代表取締役社長(撮影・石川加奈子)
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 北海道高野連と札幌ドームは29日、札幌ドームで記者会見を開き、来年の秋季北海道高校野球大会全道大会を札幌ドームで開催すると発表した。

 札幌ドームで高校野球の試合が行われるのは初めて。札幌ドームを本拠地にする日本ハムが来季から新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)に移転するため、日程面で折り合いがついた。

 道内10支部の代表校が集まる全道大会は例年10月上旬に行われており、北海道高野連は日没や気候面を考慮して、数年前からドーム開催を検討していた。来年10月18~22日に準々決勝までを行い、25日準決勝、26日決勝の日程を組んでいる。

 例年よりも全道大会が2週間遅くなることで、各支部予選も余裕を持って運営することが可能になる。また、秋季全道大会優勝校は、神宮球場で行われる明治神宮大会に出場することから、人工芝に慣れてもらうという狙いもある。

 北海道高野連の坂本浩哉会長(57)は「天候や日没の心配もなく開催できることは、非常に大きなメリット。札幌ドームで高校野球を見て、中学生、小学生、キッズ、一人でも多くの方に関心を持ってもらうことを願っている」と話した。

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2022年8月29日のニュース