ブルワーズがクローザーのヘイダーをパドレスに放出 左腕のクローザー同士をトレード

[ 2022年8月2日 08:49 ]

ブルワーズからパドレスにトレードされたジョシュ・ヘイダー(AP)
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 ナ・リーグ中地区首位のブルワーズ(57勝45敗)と同西地区2位のパドレス(57勝46敗)との間で1日、トレードが成立。どちらも左腕のクローザーを対象にした異例のトレードで、ブルワーズは今季29セーブを挙げていたジョシュ・ヘイダー(28=191センチ、84キロ)、パドレスは28セーブを記録していたテイラー・ロジャース(31=191センチ、86キロ)を含む4選手を放出した。

 ブルワーズ一筋にメジャーで6シーズン目を迎えていたヘイダーは変則左腕から繰り出すストレートを武器にして通算125セーブをマーク。救援には4回、最優秀救援投手には過去4年で3回選出されているが、今季は1勝4敗で防御率4・24は自己ワーストとなっていた。7月初旬から中旬にかけてのの6回の登板(計4回1/3)では5本の本塁打を喫するなど12失点とスランプ状態。34イニングで59三振を奪うなど底力のあるところは示しているが、安定感に欠けていた。

 一方、通算78セーブのロジャースは開幕直後のトレードでツインズからパドレスに移籍。ツインズ時代の2019年には30セーブを挙げているものの、今季は1勝5敗で防御率は4・35と低迷していた。ここ2試合(いずれもタイガース戦)の登板では連続してセーブ失敗。クローザーから降格となっていた。

 ヘイダーは23年シーズンのあとにFA。テイラーは今オフにFAとなる。

 なおブルワーズには2020年のナ・リーグ新人王となったデビン・ウィリアムス(27=191センチ、75キロ)が今季2勝0敗6セーブ(25ホールド)、防御率1・59と好調。クローザーはテイラーもしくはウィリアムスの2人のどちらかになると見られている。

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