SNS連動企画「虎党が選ぶ月間MVP」7月度は伊藤将 聖地で勝ち星量産

[ 2022年8月2日 05:15 ]

阪神・伊藤将

 ツイッター連動企画「ファンが選ぶ月間MVP」の7月度に阪神・伊藤将司投手(26)が選出された。7月は3戦3勝、防御率1・17。左のエースとしてチーム躍進の立役者の一人として貢献した左腕が、総投票数の約41%を集めた。(取材・構成=遠藤 礼、石崎 祥平、長谷川 凡記、阪井 日向)

 巧みな投球術で虎党のハートをつかんだ。伊藤将は、計2814票のうち全体の約41%に当たる1141票を獲得。左のエースとして淡々とコーナーに投げ分ける熟練の投球で7月は登板全ての試合で勝利を挙げた。

 みーしゃんさんが「7/14巨人戦の完封を含む3勝を上げてくれました。青柳投手同様、コロナ離脱から復活してからの安定感が素晴らしいです。甲子園で負けていないのもポイント高いです!」と振り返ったように、7月14日の宿敵・巨人戦では圧巻の投球を披露した。自己最多の9奪三振を奪う快投で85年ゲイル以来10度目(8人目)の巨人戦2試合連続完封勝利を達成。生え抜きでは69年江夏豊以来、53年ぶりの快挙だった。

 「派手ではないけど、凄いことをしている。派手ではないから世間の評価が低い。だからせめてこういう場では1票投じたい。結果が出れば、喜びは最高潮!」。ましあつさんが絶賛するように、打者を圧倒する剛速球はなくても、安定したゲームメークが光る。7月23日DeNA戦では7回1失点で7勝目。開幕当初は新型コロナウイルス感染で約1カ月半の戦線離脱を強いられた。それでも前半戦を終え、青柳の11勝に次ぐ7勝をマーク。甲子園では昨季途中から9連勝とし、03~04年井川慶に続いた。

 「順調に勝ち星を重ね、気づけば2年連続2桁勝利も見えてきた」とねくえりさん。昨年2回2/3届かなかった規定投球回を目指す左腕が継続して結果を残せば、自然とツバメの背中が見えてくる。(ツイート内容は原文のまま)

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2022年8月2日のニュース