高校野球女子は横浜隼人が初優勝 タイブレーク延長10回に殊勲打の水島「最高です!」

[ 2022年8月2日 19:12 ]

第26回全国高校女子硬式野球選手権 決勝   横浜隼人4―3開志学園 ( 2022年7月2日    甲子園 )

<開志学園・横浜隼人>10回2死二、三塁、横浜隼人・水島は2点適時打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 昨年に続き2度目の聖地・甲子園球場での開催となった全国高校女子硬式野球選手権大会決勝は、横浜隼人(神奈川)が開志学園(新潟)を下して初優勝を飾った。

 試合は延長9回(女子は8回から延長戦)でも決着がつかず、10回から無死一、二塁で始まるタイブレークに突入。先攻の横浜隼人は2死二、三塁の好機で、4回の右翼の守備から出場した背番号19で8番打者の水島来望(くるみ)が中前へ2点適時打を放ち、これが決勝点。先発のエース右腕・本橋未菜が9回2失点で粘り、救援した右腕の五十嵐千紘が10回を締めて悲願の全国頂点に立った。

 開志学園は0―1の初回に2点を挙げて逆転し試合を終始優位に進めたが、勝利目前の7回2死二塁で同点打を浴びた。タイブレークでもスクイズで1点を返したが、一歩及ばなかった。

 田村監督「うれしいです。ありがとうございます。残塁が多く、取るべき所で取れなかったのは苦しかったが、この2週間、粘り強い戦いをしてきたので、逆転してくれると信じていました。(本橋は)初回こそ弱気なところが出てしまいましたが、その後は自分のピッチングをしてくれたので、バックもそれについていけたと思います。約束かなえてくれてありがとう!」

 田上「約束をかなえられて、優勝できてすごいうれしいです。(この景色)最高です。(新型コロナで春の大会辞退)チームで一丸となって夏の大会へ挑んできたので、その結果が出て良かったです。(甲子園は)憧れの場所で、ここで優勝できたので最高の場所です。(水島へ)ナイスバッティング!(試合を見ていた人へ)たくさんの人に囲まれて、49人みんな大好きです!」

 水島「最高です!(甲高い声で)(打席には)みんなの応援と、先制からバッターボックスに入るときにもらったアドバイスを思い出して、思い切り振り抜きました。雰囲気を大事にして、初回に先制点を取れるように話していました。(甲子園は)初めて見た景色で緊張したんですけど、そこで勝てて良かったです」

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2022年8月2日のニュース