ヤクルト・村上　日本タイ記録の4打席連発弾!97年ウィルソン以来25年ぶり、球団では史上初の快挙

セ・リーグ   ヤクルトー中日 （ 2022年8月2日    神宮 ）

＜ヤ・中＞初回、4打席連続本塁打となるソロを放つ村上。投手は柳（撮影・木村　揚輔）
Photo By スポニチ

　ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手（22）が2日、本拠（神宮）中日戦の初回に38号ソロを放ち、97年ウィルソン（日本ハム）以来のプロ野球タイ記録となる4打席連続本塁打を記録。球団としては史上初の快挙を達成した。

　村上は7月31日の阪神戦（〇4―2）で自身初の3打席連続本塁打を放ち、一人で全4打点を叩き出す活躍で連敗ストップに貢献。7回の35号ソロに続き、9回に同点36号ソロ。延長11回には左翼ポール際に勝ち越しの37号2ランを放った。

　プロ野球タイ記録の4打席連続本塁打への期待が高まるこの日は、直前に山田が17号ソロを放ち1点を先制。続く村上も第1打席で38号ソロを放ち、2者連続弾で快挙を達成。打った瞬間に本塁打を確信した村上は悠然と歩きながら右翼スタンドを見つめ、右手で軽くバットを放り投げた。

　これで次の第2打席でも本塁打を打てばプロ野球新記録を樹立する。95試合目にして初の本塁打王に輝いた昨季の39本塁打まで早くもあと1本と迫り、64年に王貞治（巨人）がマークした日本選手最多の55本塁打超えも狙える驚異の量産態勢を維持している。

　なお、球団では03年古田敦也、13年バレンティン、15年山田哲人が四球を挟んだ4打数連続本塁打を記録していたが「4打席」は史上初の出来事だった。

　▼山田　打ったのはストレート。初球からしっかりいいスイングすることができました。
　
　▼村上　打ったのはカーブ。哲人さんが先制点をとってくれていい流れで打席に入ることができました。思い切ってスイングすることができました。