「新・火曜の男」広島・森下 連敗ストップへ先陣「チームに良い流れを持ってきたい」

[ 2022年8月2日 04:45 ]

DeNA戦に向けキャッチボールで調整する森下(撮影・奥 調)
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 広島・森下暢仁投手(24)が1日、「新・火曜の男」として連敗ストップに導く快投を期した。リーグ戦再開とともに先発ローテーションが再編され、リーグ戦では中9日の登板間隔となる、2日のDeNA戦(横浜)に先発する。チームは球宴を挟んで4連敗中。今季初となる週頭の先発として、チームの再進撃を促す。

 週頭の先発投手が果たすべき仕事は分かっている。「チームに良い流れを持ってきたい。連敗で来ているので、何とか止めたい」。森下が今季初となるカード頭の登板。後半戦開幕3連敗と下を向くナインを勇気づけようとマウンドに向かう。

 後半戦から先発ローテーションが再編。その最大の目的は、開幕から主に土曜の先発を務めていた森下をカード頭で起用するためだ。「生活スタイルも変わらないし、特に意識することもない」。昨季は登板24試合のうち11度がカード頭である月、火曜の先発と慣れ親しんだ場所だけに、肩の力は抜けている。

 チームはリーグ戦再開となった7月29日の中日3連戦で、同一カード3連敗。先発の投球回数は、アンダーソンの6回が最長で、大瀬良が3回、野村が4回1/3と流れを引き寄せられず、相手に主導権を手渡した。森下の投球回は今季リーグ最多の122回2/3を数えており、自身4連勝中と状態も良好。先発中心の守り勝つ野球を取り戻しに行く。

 DeNAとの相性も抜群だ。今季登板4試合で無傷3勝を挙げ、防御率2・03を誇る。前回6月25日は敵地で7回4失点と苦戦しただけに「ここ最近は横浜で点を取られている印象がある。そこを抑えられるようにしたい」。また、昨季9打数4安打(打率・444)、1本塁打と苦手としたオースティンが今日にも昇格する見込みで「本当に良い打者。しっかりと勝負したい」と警戒心を強めた。

 最高気温35度まで上がったマツダスタジアムでの投手練習を約1時間で引き揚げ、横浜へ向かった。見守った横山投手コーチは「痛い3連敗になってしまったので、なんとか頑張ってほしい」と期待を寄せた。逆襲の一手として下した「火曜・森下」「水曜・床田」のローテ再編。森下の快投が、再進撃の合図となる。(河合 洋介)

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2022年8月2日のニュース