阪神、恒例の「長期ロード」へ 2年連続負け越し中…矢野政権初の勝ち越しキーマンはロドリゲス

[ 2022年8月2日 05:15 ]

阪神の近年の夏の長期ロード成績
Photo By スポニチ

 【タイガース マンスリーデータ】阪神はきょう2日の巨人戦(東京ドーム)から28日の中日戦(バンテリンドーム)までの8カード24試合、甲子園を離れて恒例の「長期ロード」に出る。

 毎年大きく負け越し「死のロード」と呼ばれたのは過去の話。06年以降2カード開催が通例となった“準地元”京セラドームでは13年以降、1カード開催の20年(1勝1敗1分け)以外の8年で勝ち越し。加えて巨人、中日戦と暑さをしのげるドーム球場は恩恵でしかなく、ロード成績は07年以降の15年間で勝ち越し7度。勝率5割以上は10度を数える。

 ただ矢野阪神に限れば、初年度19年の勝率.500を最高に、20年.429、21年.467の負け越し。大敗こそないが、フランチャイズ制の52年以降、同一監督で3年連続負け越しなら99~01年の野村監督以来2人目。4年連続勝ち越しなしは初めてだ。

 矢野監督初のロード勝ち越しのキーマンには、途中加入のロドリゲスを挙げたい。虎デビューから甲子園6試合で打率.353、6打点の好スタートを切っているが、何より魅力は野手では09年ブラゼル以来の「NPB経験助っ人」。20年のオリックスでは左手首の負傷で出場59試合と不完全燃焼に終わったが、かつての本拠地・京セラドーム28試合の経験は今ロードの糧になる。20年7月10日、日本ハム戦での逆転サヨナラ3ランなど、同球場2本塁打10打点をはじめ、球場別ではシーズン6本塁打25打点のうち、5本塁打19打点がドーム球場のもの。24試合中15試合がドーム開催の今長期ロードで本領発揮の予感だ。 (記録担当・桐山 章)

続きを表示

2022年8月2日のニュース