日本ハム・今川 勝利につながった5つの「初」 「執念で振り抜きました」

[ 2022年4月28日 22:33 ]

パ・リーグ   日本ハム6ー2オリックス ( 2022年4月28日    東京D )

<日・オ>3回、ソロを放ち笑顔の今川(撮影・西尾 大助)   
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 フィーバーを超えた。初、初、初、初…、さらに初だ。日本ハム・今川優馬外野手(25)が5つの「初」をそろえて、チームの連敗ストップに貢献した。

 自身初めて2番起用された今川。この「初」が他の4つの「初」を導き出した。初回無死一塁、オリックス先発・田嶋の144キロ直球を完ぺきなスイングでとらえ、左翼席上段へ豪快に叩き込む2試合連続の先制4号2ラン。勢いづいたら止まらない。3回無死から、今度は田嶋の内角143キロを腕をたたみ、技で左翼席へと運んだ。

 「ずっと開幕から打てなくて、勝てなくて、ずっとしんどくて…。悔しかったんですが、とにかく思い切って打席に立って、執念で振り抜きました」

 自身初の1試合2本塁打に2打席連発。そして初の3打点。完全に勝利への流れを引き込んだ。

 4つの「初」をそろえた。だが、それでも物足りない。5回の第3打席では遊撃へ、そして7回の第4打席では二塁へ、それぞれ内野安打を放ち、自身初の1試合4安打。「打席に入る前の、皆さんの拍手がすごく後押ししてくれたので、いい結果に結びついたと思います」。試合後のヒーローインタビューでは球場に詰めかけた21014人観衆に感謝を忘れなかった。

 試合後の観衆へのあいさつ。今川は新庄監督に左腕を掲げられ、活躍を称えられた。お立ち台でインタビュアーから「“執念”を使って何か一言」と振られ「僕に言えることは一つしかないです。執念~!!!」と絶叫した熱い男。「執念」を前面に押し出してレギュラー確保、そしてチームの勝利に貢献する。

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