カージナルス対メッツ戦で大乱闘 カ軍の主砲アレナドとクラップ一塁コーチが退場

[ 2022年4月28日 08:17 ]

カージナルスのクラップ一塁コーチに倒されたメッツのアロンソ(AP)
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 ミズーリ州セントルイスで27日に行われたカージナルス対メッツ戦の8回裏に両軍ベンチ総出の大乱闘が発生した。

 この日3安打、3打点のカージナルスの「四番・DH」、ノーラン・アレナド(31)の頭部付近にメッツ4番手のヨアン・ロペス(29)が94マイル(約151キロ)のストレートを投げたあと、アレナドが「もう一度投げてみろよ」と挑発。たちまち混乱状態に陥り、マウンド付近ではカージナルスのスタッビー・クラップ一塁コーチ(49=175センチ、79キロ)が、メッツのDH、ピート・アロンソ(27=191センチ、111キロ)にタックルを浴びせる“ラフ・ファイト”となった。

 この試合では4回裏にカージナルスの「九番・三塁」のエドマンド・ソーサ(26)がメッツ先発のカルロス・カラスコ(35)にぶつけられ、8回表にはメッツの「七番・三塁」のJ・D・デービス(28)がカージナルスの三番手、ジェネシス・カブレラ(25)から左脚に死球を受けてベンチに退いていた。

 この乱闘でカージナルスのアレナドとクラップ一塁コーチは退場処分。メッツのロペスには処分が科せられず、このあとも続投した。

 試合はカージナルスが10―5で勝って10勝7敗。連敗を3で阻止した。メッツは14勝6敗。連勝は3でストップしている。

 メッツのバック・ショーウォルター監督(64)はロペスのアレナドへの投球について「故意に投げたのではない」と弁明。左脚に死球を受けたデービスは検査を受けたものの異状はなかったとしている。

 なおスポーツ専門局のESPNによれば、メッツが受けた死球数は今季20試合でリーグ最多の19。1試合平均0・95は昨季の0・58から大幅に増えている。

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