巨人・桑田コーチ 山崎伊は「厳しいプロの世界で第一歩を踏み出した」「一度これで抹消します」

[ 2022年4月28日 21:48 ]

セ・リーグ   巨人7―0DeNA ( 2022年4月28日    横浜 )

<D・巨>試合に勝利し、平内(左)と笑顔でタッチを交わす山崎伊(撮影・河野 光希)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)がDeNA戦(横浜)で6回3安打無失点と好投。プロ4度目の登板、3度目の先発マウンドで待望のプロ初勝利を挙げた。

 巨人投手のプロ初勝利は3年目右腕・堀田賢慎(20)、2年目右腕・戸田懐生(21)、ドラフト3位右腕・赤星優志(22)、ドラフト1位右腕・大勢(22)、2年目右腕・平内龍太(23)に続いて今季6人目。同一シーズン6人目のプロ初勝利は、巨人では2012年以来10年ぶりの快挙となった。

 試合後、巨人・桑田真澄投手チーフコーチ(54)との一問一答は以下の通り。

 ――山崎のきょうの投球、評価をお願いします

 「きょうは非常にあのう、ボールも走ってましたし、前回ちょっとテンポが悪かったんで、今日はテンポ良くいこうという話をして、しっかりテンポよくね、投げきったと思います」

 ――テンポも良く、球も低めに決まっていて、コーチの教えを実践している印象だったが

 「そうですね、しっかりとカウント球、勝負球という意識を持って投げられたと思います」

 ――これで今季6人目のプロ初勝利。その辺はコーチ冥利に尽きるところも?

 「まあでも、この厳しいプロの世界で、第一歩を踏み出した、という捉え方をしていますので、これからね、一つでも多く勝ち星を挙げていくためには、まだまだ試練が残っていると思いますし、一つでも勝てたということね、自信にして、これから努力していってもらいたいなと思います」

 ――手術後の初勝利、というのはコーチも経験があると思いますが

 「そうですね、やはりあの、まあ、手術明け、1年目ということで、おそらくたくさん投げられないということのストレスはあると思うんですね。でも今年は、しっかりと球数と登板間隔を空けていくというのが、大事になってきますので。それをなんとかこの1年、継続して乗り越えていってもらいたいなと思います。そうすれば、来年からはね、ローテーションをきっちり回っていけると思いますので。間隔を空けながらですが、しっかりと先発としての大事なことを学んでいってもらいたいなと思います」

 ――次回は間隔を空けて?

 「そうですね、一度これで抹消しますので、またファームで投げながら、間隔を空けながら、1軍でまた登板するということですね」

 ――イニング間できょうも山崎にいろいろ話をされていたと思うがどんなことをアドバイス?

 「きょうはあのう、最初はテンポ良くいこう、ということと、あとは次の大事な…右(打者)から入る、左(打者)から入る注意点とか、そういったことですね。また、その回の振り返り。『今の回どうだった?』とか『どう思ってた?このケース』という反省をして、また次のイニングへの準備をしていくという、そういう会話ですよね」

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