ソフトバンク悪夢 また山川に…直球狙われ連夜の初回3ラン被弾「注意していた打者に…」

[ 2022年4月28日 21:14 ]

パ・リーグ   ソフトバンク―西武 ( 2022年4月28日    ペイペイD )

<ソ・西>初回、山川に3ランを浴びるレイ(撮影・岡田 丈靖)         
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 また初回の山川。また右中間。また3ラン。そして、また真っすぐだ。前夜の悪夢が繰り返された。

 ソフトバンクの先発・レイが立ち上がりに痛い一発を浴びた。初回、単打と四球で無死一、二塁。外崎は空振り三振に斬ったが、ここで迎えたのは絶好調の山川。前夜、投手陣は浮いた直球を捉えられて2被弾している。そのうちの1本は初回の3ランだった。助っ人右腕と甲斐のバッテリーが大砲を警戒するのは当然だ。

 変化球で攻めた。外へのカットボール2球で追い込むが、ここから根比べとなった。3球目、4球目、5球目、6球目、全て外へのカットボール。だが、山川は粘りカウントは2―2。7球目もカットボールをファウルされた。

 8球目。ついにバッテリーが球種を変えた。右腕から放たれたストレートがやや浮くと、山川の打球は右中間スタンドへ。2試合連続で山川に真っすぐを同じ弾道で3ランされる屈辱的な光景に、本拠地のファンもため息をつくしかなかった。

 藤本監督も山川を「本当、調子いいからね。高い球でも、コース攻めてもはじき返す状態。どう抑えるか」と警戒すべき打者の筆頭に挙げていた。「3回までに先取点を取って、取られないように。それを掲げていけば、うちは後ろの投手がいいのでね」と練っていた構想は、あっけなく崩れた。

 レイは「注意していた打者に、ランナーをためてからホームランというしてはいけない事をしてしまった」とコメント。5回にもオグレディに適時打を浴び4失点。5回途中で降板した。

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