巨人・山崎伊織が6回零封! 今季チーム6人目のプロ初勝利なるか 自らタイムリーも放つ

[ 2022年4月28日 20:13 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年4月28日    横浜 )

<D・巨>6回、適時打を放ち笑顔の山崎伊(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)がDeNA戦(横浜)でプロ3度目の先発登板。自ら適時打を放つなど打線の大量援護もあって6回を散発3安打無失点と好投し、プロ初勝利の権利を得て降板した。山崎伊がこのまま勝利投手になれば、巨人では堀田、戸田、赤星、大勢、平内に続いて2012年以来10年ぶりの同一シーズン6人目のプロ初勝利となる。

 主砲・岡本和が初回に今季初の3戦連発となる9号2ランを放って登板前に2点援護をもらった山崎伊は、初回を3者凡退に仕留めて好発進。2回は先頭・牧にフェンス直撃の中越え二塁打を許して無死二塁のピンチを招いたが、後続を打ち取って牧を二塁ベースに釘付け。これで波に乗った。5回2死まで11人連続でアウト。勝利投手の権利まであと1死となったここから戸柱に右翼線二塁打、柴田に四球を与えて一、二塁としたものの、代打・藤田を二ゴロに打ち取ってこの回も得点を許さなかった。

 5回までに79球を投げていたが、6回に回ってきた打席にも入り、自らを楽にする右前適時打。7―0となったその裏も無失点に抑えた。

 山崎伊の投球内容は6回で打者22人に対して95球を投げ、3安打無失点。3三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは149キロだった。

 プロ2年目で開幕ローテーション入りを果たした山崎伊は開幕2戦目となった3月26日の中日戦(東京D)でプロ初登板初先発して6回4安打3失点(自責2)も初勝利ならず。2度目の先発となった4月2日の阪神戦(東京D)では初回に2失点するなど4回途中7安打3失点で降板し、翌3日に出場選手登録抹消となった。15日に再登録され、16日の阪神戦(甲子園)ではプロ初のリリーフ登板。2回を無安打無失点に抑える好投を見せ、17日には次回の1軍先発を目標に再び登録抹消。この日の試合前に登録された。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかった。

 【山崎伊織の全登板】

3月26日 中日戦(東京D) 6回4安打3失点 MAX148キロ
4月 2日 阪神戦(東京D) 3回2/3、7安打3失点 MAX146キロ
4月16日 阪神戦(甲子園) 2回0安打0失点 MAX148キロ
4月28日 DeNA戦(横浜)  6回3安打0失点 MAX149キロ

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