巨人・山崎伊織と一問一答 こん身の1球は牧への「インコースのスライダーで三振」

[ 2022年4月28日 22:16 ]

セ・リーグ   巨人7―0DeNA ( 2022年4月28日    横浜 )

<D・巨>インタビューを終え、スタンドの観客の拍手に手をあげて応える山崎伊(撮影・河野 光希)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)がDeNA戦(横浜)で6回3安打無失点と好投。自ら適時打も放ち、プロ4度目の登板、3度目の先発マウンドで待望のプロ初勝利を挙げた。

 巨人投手のプロ初勝利は3年目右腕・堀田賢慎(20)、2年目右腕・戸田懐生(21)、ドラフト3位右腕・赤星優志(22)、ドラフト1位右腕・大勢(22)、2年目右腕・平内龍太(23)に続いて今季6人目。同一シーズン6人目のプロ初勝利は、巨人では2012年以来10年ぶりの快挙となった。

 山崎伊は明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人に入団した。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかったが、プロ2年目の今季は開幕ローテーション入り。2度の2軍調整を経て戻ってきたマウンドで躍動した。2回の無死二塁を無失点で切り抜けると、あとはスイスイと6回まで散発3安打無失点。変化球を主体に見事な95球だった。

 山崎伊との一問一答は以下の通り。

 ――率直に今の気持ち

 「はい。えー、うれしいです」

 ――試合に入る緊張感は

 「今まで緊張していたんですけど、ファームの方で投げて、しっかり自分のピッチングをしようと」

 ――想像していた初勝利と、実際勝ってみて

 「点をすごい初回から取っていただいたので、少し気分は楽になったと思います」

 ――大学で最後に投げたのが横浜スタジアムだった。思い入れは

 「そうですね。初めての球場じゃなかったので、懐かしいなと。ここでケガして手術して、ここに初めて勝てた。すごくうれしいです」

 ――何が良かったから好投できた

 「今まで先発させていただいて、まっすぐが思うように走らず、変化球に頼った部分があった。4週間ぶりの先発なんですけど、そこの時間でトレーナーの方とかと、体の使い方とかを、キャンプからズレてきた部分を修正して、最後しっかり強いまっすぐを投げられるようにと思ってやってきたので、それが良かったと思います」

 ――それはブルペンだったり

 「ネットスロー、ジャイアンツ球場で杉内コーチから話を聞いたりとかしてました」

 ――こん身の1球は

 「先頭バッターの初球のアウトコース真っすぐ、思い通りに投げることができた。牧のインコースのスライダーで三振に抑えた。岸田さんに、全然頭になかったボールなんですけど、こっちにいくぞと言ってもらって」

 ――バットでも貢献

 「打てる打てないは分からないですけど、バッティングは好きなので、良いところに落ちてくれました」

 ――打つ気満々で?

 「そうですね。バントは1度で決められなかったですけど、なんとかできた」

 ――ウイニングボールは両親に?

 「どうなんですかね?(誰から)大勢から受け取りました」

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