西東京 日大三初戦完封リレー 18年夏以来3年ぶりの甲子園へ発進

[ 2021年7月17日 14:19 ]

第103回全国高校野球選手権・西東京3回戦   日大三4―0明学東村山 ( 2021年7月17日    スリーボンド八王子 )

 第1シードとして日大三の今夏初戦は栃原涼太―宇山翼(3年)のリレーで完封勝利した。5回2死一塁、2番打者のカウント2―0から登板したエース宇山は4回1/3を2安打無失点。宝刀チェンジアップを武器に、6回2死からの4連続を含む計6三振を奪った。「最初は体が動かなかったけど、7回からはしっかり投げられた」

 チームの合言葉は“3度目の正直”だ。昨秋都大会決勝は東海大菅生に1―6、今春の都大会決勝も関東一に0―5で敗れた。「僕らは3年間で1度も甲子園に出ていない。しかも2回続けて決勝で負けたので、高校最後の夏は絶対に勝ちたい」。背番号1が18年夏以来の西東京大会制覇へ、ナインの気持ちを代弁した。

 「打線がね。ベンチで怒鳴ってばかりいました。でも宇山は酷な場面で宇山を出したけど、よく抑えてくれた」。小倉全由監督も7安打に終わった打線の奮起を促しつつ、エースの奮投を称えた。

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2021年7月17日のニュース