本塁打競争決勝は延長戦の末、吉田正が優勝 3連戦7分で22発 山川敗れる 打球速度NO・1は村上

[ 2021年7月17日 17:33 ]

マイナビオールスターゲーム2021第2戦   全パ―全セ ( 2021年7月17日    楽天生命パーク )

<全パ・全セ>ホームランダービーで本塁打を放つ吉田正(撮影・岡田 丈靖)
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 全セの先勝で始まった「マイナビオールスターゲーム2021」は17日、楽天生命パークに舞台を移して午後6時から第2戦が行われる。試合前には恒例のホームランダービー(2分間、球数無制限)が行われ、オリックスの吉田正尚外野手(28)が優勝して賞金100万円を獲得した。また、7試合を通して打球の平均速度が一番速かったヤクルトの村上宗隆内野手(21)にはスポンサーの日産自動車から「日産リーフ」が贈られている。

 前日16日には、腰部の張りのため欠場したロッテのレオニス・マーティン外野手(33)に代わって急きょ繰り上がりで出場した西武の山川穂高内野手(29)が1回戦で9本、準決勝で6本を放って決勝進出決定。この日は山川の待ち受ける頂上決戦進出を懸けて4選手が出場した。

 まずは「マサさん」「カズピー」と呼び合うなど私生活でも仲が良く、第1戦でともに4番を務めたオリックスの吉田正尚外野手(28)と巨人の岡本和真内野手(25)が対戦。先攻の吉田正がソフトバンク・栗原陵矢捕手(25)を打撃投手に7本を放ってプレッシャーをかけると、岡本和は1スイング目から2連発するも5本に終わって及ばず、吉田正が準決勝に駒を進めた。

 続いてソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)とヤクルトの村上宗隆内野手(21)が激突。柳田が同僚の松田宣浩内野手(35)を打撃投手に4連発を含む5本サク越えすると、村上は20秒を残して3連発を含む6発を放ち、準決勝へ。

 準決勝では先攻の吉田正が6発。後攻の村上は1本及ばず5本で制限時間に達すると、悔しそうな表情を見せた。

 注目の決勝では、前日の2戦に続いて同僚の源田壮亮内野手(28)に打撃投手を務めてもらった西武・山川が4発で終了。この日3戦目で疲れの見える吉田正だったが、ギリギリで4発を放ち、決勝は1分間の延長戦に入った。すると、今度は山川が1分間で4発。だが、吉田正が5発を放ち、合計9―8で吉田正に軍配が上がった。

 ▼西武・山川 いや~、昨日よりだいぶ力んでしまいました。やっぱり力んでしまうとダメですね(笑)

 【16日】
 ▼第1試合(1回戦)
山田 哲人(ヤ) 3―2 杉本裕太郎(オ)
 ▼第2試合(1回戦)
山川 穂高(西) 9―4 佐藤 輝明(神)
 ▼第3試合(準決勝)
山川 穂高(西) 6―5 山田 哲人(ヤ)

 【17日】
 ▼第4試合(1回戦)
吉田 正尚(オ) 7―5 岡本 和真(巨)
 ▼第5試合(1回戦)
村上 宗隆(ヤ) 6―5 柳田 悠岐(ソ)
 ▼第6試合(準決勝)
吉田 正尚(オ) 6―5 村上 宗隆(ヤ)
 ▼第7試合(決勝)
吉田 正尚(オ) 9―8 山川 穂高(西)

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