西武・平良、本拠マウンドも「いつもと違う景色」　球宴で“投”争本能に火!村上&山田斬り

マイナビオールスターゲーム2021第1戦   全パ4－5全セ （ 2021年7月16日    メットライフD ）

＜全パ・全セ＞8回から登板した平良（右端）はナインとタッチを交わす（撮影・岡田　丈靖）
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　普段とは違う本拠のメットライフドーム。同点の8回に球宴初登板した全パの平良（西武）は夢舞台を満喫していた。

　「いろんなタオルが掲げられて、いつもと違う景色で声援も新鮮でした。いい経験になりましたし、楽しんで投げられた」。39試合連続無失点のプロ野球記録を樹立した西武の守護神は、まず先頭の大島を154キロ直球で一飛。続いて同学年の村上と初めて顔を合わせると「変化球を投げたいと言っていたが、実際に見ていて真っすぐで勝負しないと面白くないと思った」と闘争本能に火がついた。

　五輪でともに戦う強打者への初球はこの日最速の156キロを計測し、ファウル。最後はスライダーで一飛に仕留めた。同じく五輪で同僚となる代打・山田には154キロで空振りさせて3球三振に「しっかりと真っすぐで勝負できて良かった」と胸を張った。五輪を前に「ここで打たれたら本当にこんな人でいいのかと言われそう」と覚悟して臨んだマウンドで圧巻の投球を見せた。（花里　雄太）