山梨学院の1年生4番・高橋が大暴れ弾 公式戦初の大役で2安打2打点

[ 2021年7月17日 05:30 ]

全国高校野球選手権山梨大会3回戦   山梨学院15-4帝京三 ( 2021年7月16日    山日YBS )

<山梨学院・帝京三>2回に左越えソロを放つ高橋(撮影・柳内 遼平)
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 公式戦初の4番で大暴れだ。山梨学院の高橋海翔(ひろと=1年)が一発を含む2安打2打点。大勝に貢献し「自信を持っているから緊張しない。楽しくプレーできた」と強心臓ぶりを見せつけた。

 身長1メートル78の右打者は初回、決勝打となる先制の左前適時打。2回は左越えに公式戦初アーチで、高校通算4号となるソロ本塁打を放ち「カーブを前で捉えることができました」と胸を張った。

 イメージトレーニングはバッチリだった。前日、18年夏に優勝した山梨大会決勝の帝京三戦の映像を視聴。同じ右の長距離砲の先輩で「山梨のデスパイネ」と呼ばれた野村健太(現早大)の打撃を目に焼きつけ、同じ対戦相手に力を発揮した。

 「高卒からプロ野球選手になりたい」と意気込む。今村猛(現広島)らを擁して長崎・清峰を09年センバツ優勝に導いた吉田洸二監督には「1年生を4番にしたことはないが、高橋は練習と試合で変わらない。普段通りの力を出してくれた」と称えられた。怖いもの知らずの1年生が、19年の前回開催に続く夏の甲子園に導く。(柳内 遼平)

 ◆高橋 海翔(たかはし・ひろと)2005年(平17)6月7日生まれ、東京都出身の16歳。幼稚園年長から野球を始め、足立一中では「世田谷西リトルシニア」に所属。憧れの選手はヤクルト・村上。1メートル78、74キロ。右投げ右打ち。

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2021年7月17日のニュース