記録で見るワールドS 記録づくめの一発ラッシュ

[ 2017年10月26日 14:42 ]

延長11回に本塁打を放ったアストロズのスプリンガー(AP)
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 第2戦ではワールドシリーズ史上最多となる8本のアーチが飛び交った。延長10回にアストロズはホセ・アルトゥーベ(27歳)とカルロス・コレア(23歳)、ドジャースはヤシエル・プイグ(26歳)が本塁打をマーク。11回にはアストロズのジョージ・スプリンガー(28歳)とドジャースのチャーリー・カルバーソン(28歳)が一発を放った。

 1903年に始まったワールドシリーズでは昨年までに60回の延長戦があったが、記録された本塁打は計17本。それがこの日だけで5本が飛び交う乱戦となった。延長11回に限ると、過去に一発を放ったのは1991年のカービー・パケット(ツインズ)と2011年のデビッド・フリース(カージナルス)の2人だけ。今年の第2戦の延長は、過去のデータでは計り知れない“規格外”の結果となった。

 ドジャースのリリーフ陣は第2戦の7回まで28イニング連続で無失点だったがこの記録はストップ。8回までリードした試合はレギュラーシーズンとポストシーズンを併せて全98試合で勝利を収めていたが、この記録も止まった。

 アストロズの先発ジャスティン・バーランダー(34歳)は8月末にタイガースから移籍して以来、登板した9試合ですべて勝利投手となっていたが、この日は2本の本塁打を浴び、6回3失点で降板した。しかし登板した全10回でチームは白星。“不敗記録”はまだ続いている。

 2年連続で首位打者となったアルトゥーベは延長10回に本塁打を放ったがヒットはこの1本だけで6打数1安打。今ポストシーズンでのロードゲームは28打数5安打(打率・179)と依然として数字は低迷している。

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2017年10月26日のニュース