西武 JR東日本・田嶋1位指名を公表 オリックスと一騎打ち

[ 2017年10月26日 05:30 ]

JR東日本の田嶋
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 西武がJR東日本の左腕・田嶋のドラフト1位指名を公表した。都内のホテルで行った編成会議後、渡辺久信SDは「今年一番の投手。スタミナも凄くあるし直球も速い。変化球もいろいろな球種を持っている。大舞台にも強い」と絶賛した。

 左の先発が駒不足の状況に加え、エース菊池が来オフにメジャー挑戦の可能性がある。アマチュアNo・1左腕は菊池の後継者にふさわしい。10月に面談した早実・清宮を「素晴らしい選手であることは間違いない。何十年に一人の逸材」と認めたが、08年から遠ざかるリーグ優勝へ即戦力投手の補強を優先した。

 ライバルはオリックスだ。こちらも都内で開いたスカウト会議の後、長村裕之球団本部長が「田嶋投手でいきます」と公表。「補強ポイントの一つ、先発ローテを任せられる投手。当日になっても揺るがないので公言した」と言葉を続けた。今季、先発投手で2桁勝利を挙げたのは金子(12勝)だけ。特に左投手は駒不足が深刻で、最多先発の松葉は22試合で3勝12敗だった。即戦力左腕の獲得はチームの最重要課題だ。

 クジ引きは西武は渡辺SD、オリックスは福良監督が担当する。オリックスはクジ引き11連敗中だが、指揮官は「そんなの気にしていたら、クジなんか引けない。俺が連敗したわけじゃないし。頑張ります」と意欲。渡辺SDは09年菊池(花巻東)、10年大石(早大)と2年連続で6球団競合を制した実績があるが「自信はない。運命に任せます」と謙虚な姿勢を貫いた。

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2017年10月26日のニュース