西武7点差逆転サヨナラ!“炎獅子”また劇勝 今季最多20安打

[ 2017年9月19日 05:30 ]

パ・リーグ   西武14―13ソフトバンク ( 2017年9月18日    メットライフドーム )

10回1死一、二塁、サヨナラ打を放ち、チームメートの手荒い祝福を受ける金子侑(左から2人目)
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 炎獅子がまたもドラマを起こした。最大7点差を逆転し、2試合連続サヨナラ勝ち。4時間24分を戦い、両チーム計34安打27得点の乱打戦を制した西武・辻監督は「疲れました。たくさんありすぎて」と苦笑いし「粘り強く戦ってくれた」と今季最多の20安打を放った打撃陣を称えた。

 試合を決めたのは途中出場の金子侑だ。延長10回に追いつき、なお1死一、二塁。左腕モイネロに対し右打席に入ったが、2ボール1ストライクとなり、右腕・寺原に代わった。両打ちの背番号2は左打席へ入り直し、フルカウントから左翼線へ決勝二塁打を放った。「打席途中で右から左へ変わったのは記憶では初。最近左で打てず苦しかったが、打てて良かった」。自身4年ぶり2度目のサヨナラ打に頬を緩めた。

 森も3安打で自己最多の5打点を挙げた。1点を追う8回2死一、二塁では一時逆転の2点三塁打。12―13の10回1死一、三塁では右前へ起死回生の同点打を放った。ここ2戦連続無安打だったが「我慢して使ってもらったので何とか打ちたかった」。指揮官も「最低でも外野に運んでくれると信じた。勝負強いね」と称えた。

 20勝4敗と圧倒的な強さを誇った炎獅子ユニホームを再着用してから4勝1敗。再びの進撃に辻監督も「CSで着られないかな」と話すほどだ。3位・楽天との3ゲーム差も維持。この日で今季主催試合の観客動員数も実数発表の05年以降では最速で150万人を突破した。本拠地でのCSファーストS開催へ勢いは止まらない。 (原田 真奈子)

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2017年9月19日のニュース