広島・赤松「励みになる」胃がん手術、治療の日々…ナインに支えられた

[ 2017年9月19日 05:45 ]

セ・リーグ   広島3―2阪神 ( 2017年9月18日    甲子園 )

<神・広>菊池(中央右)と肩を組んでガッツポーズをする赤松(中央左)
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 広島・赤松はすがすがしい表情で歓喜の輪に加わった。「複雑は複雑だけど、うれしいはうれしい。何もできなかったけど…励みになりました」。昨年12月に胃がんが判明し、1月5日の手術で胃の半分を切除。抗がん剤治療の日々で、同僚たちの存在が励みだった。

 「キク(菊池)がよく連絡をくれましたね。普段と変わらない、バカ話ですけど」。テレビ電話での会話に勇気をもらい、35歳の誕生日だった9月6日にサヨナラ打を放った会沢からは「ボールを渡したい」と言われた。緒方監督には「胴上げには来い!」とじかに声を掛けられた。

 「あの時、僕は命と野球で命を選んだ。だから今、野球ができていることが幸せ」。昨季Vに貢献した守備、走塁のスペシャリストは一歩ずつ、復帰への階段を踏んでいく。

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2017年9月19日のニュース