広島 “ポスト黒田”3人で貯金25 薮田14勝、岡田12勝、大瀬良9勝

[ 2017年9月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―2阪神 ( 2017年9月18日    甲子園 )

薮田(右)にビールをかけられる野村
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 最大の懸案は「ポスト黒田」だった。広島は前田(ドジャース)が抜けた昨季に続いて、投手陣の大黒柱が引退。その穴を若い力が埋めた。

 薮田は交流戦から本格的に先発に回り、14勝で最多勝を争う。過去2年間は故障がち。「やれることは何でもやらないと」と体づくりに腐心し、細胞の働きを活性化させると言われる水素ガスの吸引器をレンタルするなどした。「黒田さんみたいになりたい。チーム全員が勝たせたいと思う投手だし、負けても何も言わせない」とさらなる高みを見据える。

 岡田は新人だった昨季、黒田氏にさまざまな質問をした。「知りたいこと、感じたことは全部聞けたんじゃないかと思う」。12勝は昨季の3倍だ。大瀬良も新人王に輝いた14年以来の2桁勝利に、あと1としている。「去年はケガで出られなかったので、喜びは大きい」。昨オフ、黒田氏から紹介された動作解析の第一人者・手塚一志氏を訪ね、フォーム固めに生かした。大先輩の背中を追う3人が稼いだ貯金は計25に上った。

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