天理、快勝も最後は冷や汗 中村監督「まさかここまで」明豊の粘りに脱帽

[ 2017年8月20日 13:16 ]

第99回全国高校野球選手権大会第12日準々決勝   天理13―9明豊 ( 2017年8月20日    甲子園 )

<明豊・天理>4強入りを決め、応援団のもとにダッシュする天理ナイン
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 10点リードで迎えた9回に6点を返されながらも、天理が逃げ切り勝ち。中村監督は「もともと打撃のよいチームだとは分かっていましたが、まさかここまで来るかというくらい迫って来られた」と明豊の反撃を振り返ると「なんとか1つずつ、3つのアウトを取ってゲームセットになってくれと思っていました」と最後は勝ちきり、ホッとした様子を見せた。

 初回に6得点しながら、追加点が奪えない展開。それでも4、5回と好守備で失点を防ぐと、攻撃も再びリズムに乗り6回に待望の追加点を挙げた。今大会で甲子園初白星を挙げた中村監督。チームの勢いは止まらず27年ぶりに4強入りも果たした。「毎試合感動させてもらって、ありがとうとしか言えない。頼もしいです」と選手に感謝。8強の壁を破った勢いで準決勝でも「天理らしい野球を」と力強く誓った。

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2017年8月20日のニュース