花咲徳栄 猛打で初4強!盛岡大付敗れ“白河越え”ならず

[ 2017年8月20日 18:35 ]

第99回全国高校野球選手権大会第12日・準々決勝   花咲徳栄10―1盛岡大付 ( 2017年8月20日    甲子園 )

<盛岡大付・花咲徳栄>2回、左越えに先制ソロを放つ花咲徳栄の野村
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 第99回全国高校野球選手権大会第12日は20日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、第4試合は花咲徳栄(埼玉)が12安打を集めて着実に点を積み重ね、盛岡大付(岩手)を10−1で下し、春夏合わせて初のベスト4に進出した。

 花咲徳栄は初戦から4試合連続の2桁安打で、計38点と打線が好調。先発の綱脇は8回を投げ6安打1失点、8奪三振の好投だった。

 埼玉県勢としての4強は93年の春日部共栄以来24年ぶり。県勢初の優勝に向け、準決勝では第2試合で東海大菅生(西東京)と対戦する。

 花咲徳栄は2回、野村の今大会2号ソロで先制。その裏に追いつかれたが、3回には綱脇の左前打を足場に2死三塁とし、千丸は遊ゴロも悪送球となる間に勝ち越した。4回は先頭の須永がレフトへの二塁打で出塁し、犠打と二ゴロの間に加点。5回にも太刀岡の内野安打を足場に2死満塁とし、須永の死球で加点、さらに高井、小川の連打でこの回4点を加え7―1と突き放した。9回にも千丸、須永、高井の長打などで3点を加えた。

 盛岡大付は2回、先頭の比嘉が左前打と犠打で二進し、籔内の左越えタイムリー二塁打で追いついたが、その後は追加点が奪えなかった。先発の三浦瑞は8回7失点、2番手の平松も3点を失った。

 第3試合で仙台育英(宮城)も敗れたため、「白河の関越え」と言われる東北勢の優勝は、またお預けとなった。

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