丸&松山弾で4点差追いつき、サヨナラ勝ち「こういう勝ち方が自分たちの野球」

[ 2017年8月20日 22:06 ]

セ・リーグ   広島6―5ヤクルト ( 2017年8月20日    マツダ )

10回2死二塁、サヨナラ打を放ったエルドレッド(右から3人目)はチームメートから祝福される
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 4点差を終盤に追いつき、延長戦に突入した試合に決着をつけたのはエルドレッドのバットだった。

 5―5で迎えた延長10回。1死から鈴木が左翼線二塁打を放ち、2死二塁となった場面で中越えへサヨナラのタイムリー。打った瞬間、勝利を確信した広島ベンチは空っぽになり、殊勲のエルドレッドは一塁ベースを回ったところでナインの手でもみくちゃになった。

 「とにかくバットにボールを当てようという意識で打席に入った」というエルドレッドは「グレート!」を連発し、「本当にうれしいです」と満面笑み。「こういう勝ち方が自分たちの野球。粘り強く諦めずにやった結果」と胸を張った。

 4回に松山の右越え8号ソロで先制。だが、先発の岡田が5回、バレンティンに右翼ポール直撃の26号満塁アーチを浴びて逆転されると、7回にはスクイズを決められて1―5と4点のビハインドを負った。

 だが、8回に劇的なドラマの幕は明けた。1死一塁から丸がバックスクリーンへ19号2ランを放って2点差に追い上げると、鈴木の左前打の後で松山がこの試合2本塁打目となる2ランを右翼スタンドへ叩き込んで同点。延長10回、エルドレッドの劇的なサヨナラ打へつなげた。

 「最後の最後にこういうサヨナラ勝ちになって本当にいい試合だったと思う」とエルドレッド。セ・リーグ連覇へ優勝マジックを1つ減らし「24」とする1勝にご機嫌だった。

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2017年8月20日のニュース