鳴門　エース河野が聖地初勝利「苦しい思いをしてきたのでうれしい」

＜鳴門・佐久長聖＞力投する鳴門の先発・河野

第９８回全国高校野球選手権大会第１日・１回戦 鳴門３―２佐久長聖

（8月7日 甲子園）
　鳴門はエースの河野が毎回のように走者を抱えながらも粘りの投球でチームを勝利に導いた。

　河野は９安打８奪三振２失点という内容で９回を完投。球数は１４８球を数えた。自身の投球でチームは３年ぶりの甲子園での白星。聖地で２年連続初戦敗退を経験していた３年生左腕は「この２年、苦しい思いをしてきたのでうれしかった」と話し、その後も「開幕試合で多くの観客を前に投げられて幸せでした」と笑顔。「持ち味の打たせて取る投球ができてよかった。完投は自信になる」と充実感あふれる表情を見せていた。