黒田 珍しグラブ叩きつけた 流れ変わらず広島4連敗「悔しい」

[ 2016年8月7日 05:30 ]

<広・巨>右肩を塩で清めてマウンドに向かう黒田

セ・リーグ 広島2―3巨人

(8月6日 マツダ)
 感情を露わにした。2点を奪われ逆転を許した5回の降板後、広島の黒田は珍しくグラブをベンチに叩きつけた。

 「やっぱり、打たれたら悔しい。戦っているので…」

 初回1死一、三塁のピンチはしのいだが、2点リードの2回は2死無走者から3連打で1点を奪われた。5回は1死三塁から坂本に左前に同点適時打され、なおも1死一、二塁から村田に中越え適時二塁打を浴び勝ち越しを許した。女房役の石原が離脱し、会沢とは今季初コンビ。「関係ない」と否定したが、日本球界復帰後、自己ワースト11安打を浴び5回3失点で7敗目を喫した。

 打線も初回に丸と鈴木の適時打で2点を奪ったが、2回以降は拙攻の連続。3回無死満塁ではルナが右邪飛の後、新井が三ゴロ併殺打。6回1死満塁も会沢が遊ゴロ併殺打に終わった。新井は「チャンスで還せなかった」と責任を感じた。

 広島にとって特別な8月6日「原爆の日」。大黒柱で臨んだマツダ4度目の「ピースナイター」を勝利で飾れず今季最悪4連敗も、緒方監督は「(投打の)かみ合わせが悪くなる時期もある」と冷静に話した。巨人とのゲーム差は4・5。底力を試される時が来た。

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2016年8月7日のニュース